131.将棋と囲碁の嫌いだった所(承前)
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ちなみに承前、以如件は山本夏彦が多用していたので使っている。
夏彦は市川に住んでいた。
夏彦は高校でフランスに渡り3年間して返って来た。
夏彦が「私はダメの人」と言っていたのは、周囲のバカには何を言っても無駄ということを知悉していたからである。あれの本音は「お前等全員ダメ人間」である。恐らくはある程度は語り掛ける事を試し、そして犬共には何を言っても無駄と悟ったのであろう。いつもどうでもいい話をしながらおひねりを投げて来るのを待っている馬匹の類にソルボンヌの教養を話そうとしても、それは犬にソルボンヌの教養である。犬が理解できるのはスーパーチャットのみであり、普段歯牙にもかけられぬ犬共が10円20円を投げ銭されて本気で感涙にむせぶのを見ていると、こいつらは犬として生まれ犬として死んでいくのだろうと痛感する。
夏彦はそのままフランスで暮らしていれば高いQOLを維持できたのにと思う。そして、もうちょっと岡本太郎に近づけただろう。夏彦はコンプロマイズしている。岡本太郎はこの敗者復活ゲーム国に間違って生まれた極一部のまともな人間に圧倒的に支持されている。「室内」じゃなく「室外」を編集し、どうせニッチ的な本を書くならそちら側に突出するべきであった。
それは最後まで続いた。
これはまた思い出したら記載する。
そうそう、忘れていたが、本当は以下を書きたかった。
何故、何でも羽生先生にインタビューするのか。
これが全く理解できない。
先崎先生の方が将棋に没頭している羽生先生より面白い回答が返って来るだろうし、森内、三浦、郷田、丸山各先生に同じ事を質問して比較したらすさまじく面白いだろうといつも思っているのに、しない。そもそも羽生先生は忙しいんだ、馬鹿。
結局「質問者」は自分が羽生先生のステータスにあやかりたいだけなのである。
自分が良く見えるかどうかが全てなのだ。
あとこの並み居る関東土民、埼玉東京神奈川群馬茨城(凄いいい具合に散らばっているもんだ)の中に羽生先生がいるので、みんな羽生先生に聞いてしまうんだろうなー(棒)とは思う。
だから、羽生先生は一切のインタビューを切って、逆に先崎・森内対談を御自分で計画されて頂きたい。あれは全部まやかしだ。
そして将棋の一番嫌いな所は秘密である。