52.ポプテピピック終了に思う事(2) 今の時代、最早創作は副業でやるべき(承前)
私は山本夏彦、埴谷雄高、武田了円に影響を受けていると言うか本を読んでいるだけなのだが、そういった人物にある程度共通する事があり、それは、住職である武田了円を除いて、彼等は
1.情報産業(文筆業)をメイン生業にしている(おり、他の収益源なし)
2.全方位に喧嘩を売っている
全方位敵対外交は何もポプテピピックに始まった事ではない。
古くはマキャベリや親鸞、一遍、ベーコン、デカルトなどもそうであろう。
つまり、私は思うのであるが、
あ。情報産業で狂わない為には
↓
A. 全方位に喧嘩を売る必要がある
つまり、己が正常運転を続ける為に必要な条件が上記のA.であると仮定する。
(全方位敵対外交仮説)
以下、この全方位敵対外交仮説を元に個別に見ていこう。
1.山本夏彦
山本夏彦は雑誌「室内」編集長であり、文筆業がメインの人間である。
夏彦の文章は基本悪口(笑)で出来ている「ようなもの」であるが、固定ファン(今風に言うと信者)が大量にいる。山本夏彦の作品を全部読んでいると言う人間が少なからずいる。
彼は全方位に喧嘩を売る、若しくは誰にも媚びない事で、言いたいことを言っている。
言いたいことは山ほどあるがこの位にする。
2.般若雄高
「死霊」作者である。この「死霊」は現存するほぼすべての作品のいわば親であると言って過言ではない。
埴谷雄高は社会との関わりをほぼ全て遮断する事で死霊を書き上げた。
最後はYoutube内で完結している。
3.ニコロ・マキャベリ
バートランド・ラッセルをして「ルネサンス期は精神的には停滞していた時期であったが、ただ一人の傑出した人間が現れた」人間である。
マキャベリは基本、当時は誰からも相手にされていなかったと思う。
要確認。
4.親鸞
浄土真宗創設。
念仏を唱えればいいだけという、仏教概念の極度のシンプル化により人気を博す。
別名シェークスピア。当時の隠然たる権力者であり、誰も政治家・科学者かつ文筆家である彼を止める事は出来ない。
それでも偽名を使って創作している。
6.デカルト
フランス人だが、最後はスカンジナビアで死んだ。寒いから。そん位の記憶しかない。
所で、私は以上から一つの結論を出したい。
A-1.高コミュニケーション能力者()は社会の害獣である
基本的に1-6の彼等は別に自分の破滅を望んでいる訳ではない。
彼等が反対されるのは、高コミュニケーション能力者が、自分が詐欺と卑劣により手に入れた脆い立場を崩されるのを恐れる為である。
というのは、私は別に非難されるのを恐れないし、寧ろガンガン非難して欲しい。が、現実には、①見当違いの非難が飛んでくる→②急に足を掬われる、というのが現実であり、他の人間においても同様であろうことは容易に推察される。
結論から言って、そんな物はガンガン崩せばいい。
まともな人間の代わりは幾らでもいる。